春が過ぎて、夏が終わり、秋がいくと、やがて冬がやってきます。春夏秋冬と季節は移り変わっていきます。冬はいつも最後にやってきますが、おしまいではありません。おしまいのすぐ隣は、いつもはじまりです。すぐ隣には春が待っています。

季節は移り変わりながらめぐっています。まわっているのです。

雨が降ってきます。やがて小さな流れとなって、流れはじめます。川の流れはしだいに大きくなって、やがて大きな河となって、最後に海に注ぎ込みます。しかし、いくら注ぎ込んでも、海はあふれることはありません。蒸発して空にのぼり雲となって、また雨となって地上に降りてきます。まわっているのです。


地球もまわっています。天体もまわっています。宇宙もまわっています。つなぎ目なくまわっています。どこから始まりでどこで終わるのかという、切れ目がありません。

存在するということは、まわり続けるということ。まわり続けない限り、存在することはできません。

それが宇宙の法則だからです。


HMU 達弥西心