種をまきます。土の中に埋まった種は、どこにまいたかさえもさだかではありません。しかし、私たちは水をやり、手入れをします。やがて土の中から芽が出てくることを、どういうわけか知っています。信じています。目には見えない宇宙の法則を信じているのです。


芽はやがて幹となって、枝がはり、実がなります。なった実の中には種があります。まいた種とまったく同じ種があります。

なった実の中に種がある。実という「結果」の中に、種という「原因」が含まれているのです。不思議であっても真実です。これが宇宙の法則です。

熟した実は、ポトリと地上に落ちます。落ちてやがて腐ります。中から種が顔を出します。やがて土に埋もれていきます。

あとは同じことのくり返しです。大自然のいとなみも、まわっているのです。


HMU 達弥西心